一戸建て住宅の完成までには、およそ4ヶ月の期間を要します。また、工事には大小さまざまな工程があり、
1棟の住宅に、20以上の企業や業者、50名以上の人々が携わって完成させています。
1983年創業の創建、1946年創業の小林住宅には、建築における永い経験があります。
そこで培ったノウハウから、ひとつひとつの工程での厳しい検査基準に基づいた工事監理を徹底し、
着工から完成までを一貫してチェックする体制が整っています。
「お客様が実際に住まわれてから、本当のお付き合いが始まる」という理念に基づき、
より永く住まうことのできる、お客様に本当に喜ばれる住まいを創ることが、私たちの大きな満足となり、誇りになります。
Kurumuには“木造軸組工法”のものと“鉄骨軸組工法”の2種類があります。
当ページでは2008年に大阪の「なんば住宅博」に建てられた、木造軸組工法モデルハウスの工事写真を基に、主な工事の流れをご紹介いたします。
基礎工事とは家の土台となる部分の工事のことで、家が傾いたり沈んだりしてしまわないよう、
建物自身の加重を偏りなく地盤に伝える役割を担う“基礎”を造る工事です。
まず、基礎工事の最初に“配筋”を行います。配筋とは、設計図に沿って鉄筋を配置していく工事です。
配筋作業は、縦に組まれた鉄筋と基礎ベース部分の鉄筋を現場で、手作業によって一本一本丁寧に組み込む作業のことで、
敷地の状況に応じて鉄筋を切断したり、様々な形に加工して、それを結束線でしっかり固定するといった作業が必要となり、
職人の方々の経験や力量によって、その出来具合が大きく左右されます。
次に、配筋の出来上がった基礎部分へコンクリートを流し込みます。その、コンクリートを流し込む事を建築用語で“打設(だせつ)”と呼びます。
当社では、基礎の底面をすべてコンクリートで埋め尽くす“ベタ基礎”を採用しており、
一度に流し込んだコンクリートには、継ぎ目ができないため水が入りにくく、強度の低下が少ないというメリットがあります。
流し終えたコンクリートはトンボで平らにし、その上から水分が均等になるように棒で叩いたあと、
さらに金ゴテで平らになるよう、丁寧に仕上げていきます。
Kurumuでは“家全体を断熱材で覆う”という考えに基づいた施工をします。
そのため、基礎打設時の型枠にも断熱材を入れて施工していきます。
基礎自身も断熱することで、外断熱の効果をより発揮することができます。
型枠内に打設したコンクリートが乾いたら、型枠を外します。
型枠を外すと同時に、型枠にこびり付いていたコンクリートのバリ部分をヘラで平らになるように仕上げていきます。
コンクリート打設前にあらかじめ施工された、ガス管や水道管を通す先行スリーブ管にガス管を設置し、同時に排水管も施工します。
ベタ基礎のベースコンクリートの上に、断熱材保護と床を支える束金物を受けるためのコンクリートを打設し、基礎が完成します。
木工事は、木造住宅工事の中でも重要な工事です。
構造も含めた家の骨組みを造る工事で、総工事費の35~40%を費やします。
木造の柱を建てていく前に、作業員の事故を防ぐため、先行して足場の設置を行います。
基礎コンクリートの土台に気密シートを張り、プレカット加工された木材をボルトの穴に差し込んで、アンカーボルトで固定します。
次に柱に加工された溝に金具を差し込み、ハンマーを使って隙間なくしっかり専用ボルトを差し込み、固定します。
プレカット加工された集成材と精巧な金物によって、精度の高い、強い建物を実現します。
各階毎の柱組が終われば、柱と柱の間に梁や桁などの横木を渡して、主要な骨組みづくりに入ります。
一般的な“棟上げ”は、柱と梁、桁による骨組みが完成し、最後に屋根組み棟木を渡した段階で棟上げとなり、そこから構造用合板の組み立てとなりますが、
“NK工法”では、各階の骨組みづくりとともに、正確にプレカット加工された構造用合板を貼りながらの組み立てとなります。
気密・断熱性能に優れた、こだわりの窓・サッシを組みはじめます。
Kurumuで使用するサッシは室内側が樹脂製で、結露も起こりにくくなっています。
家の断熱性・気密性を高めるため、断熱材を必要な大きさにカットし、家の外側から貼り付けていきます。
また貼り合わせた断熱材やサッシの隙間に気密テープを貼り、隙間を密封します。
ここからは、主に家の内部を組み立てていきます。
間柱、床材の施工や内壁パネルの貼り作業など、図面と仕様書に合わせ、材料を加工して組み立てていきます。
実はこの工程、春と秋にはさほど問題ないのですが、夏と冬にはエアコンがないため、非常に厳しい環境の中で作業する必要があります。
しかしKurumuではこの時点で断熱材が施工されているため、すでに外断熱の効果が現れており、
職人の方々は皆「作業が本当に楽になった」と、口を揃えてお話しされています。
断熱工事が終わった時点で、次の内装工事に入る前に気密性能を調べます。これが“気密測定”です。
Kurumuは全邸で、この気密測定を行っています。
測定は内部の開口部を完全に塞ぎ、測定器のファンで排気し室内を負圧状態にします。
簡単に言うと、家の中の空気をどんどん抜いていきます。
そのため、不都合な箇所があれば、途端にそこから空気が入ってくるので、すぐに発見でき、その場で直ちに補修することができるのです。
またその際、排気量と圧力差から“隙間相当面積=C値”を算出します。
C値は、その値が小さければ小さい程、気密性が高いということになります。
次世代省エネ基準で定められているC値は、5.0cm²/m²(IV地域)。
Kurumuでは0.7cm²/m²を社内基準としています。(「なんば住宅博」KurumuモデルハウスのC値は、0.59cm²/m²)
家の外観を形成し、耐震・防火構造によって災害などから家を守るための部分を造る重要な工事で、
まずは、外装材の下地を取り付ける作業から取りかかります。
下地の取り付けが終われば、サイディング工事になります。
図面に合わせてサイディングをカットして、家の外部より取り付けていきます。
サイディングの取り付けがおわると、塗装やレンガの取り付けを行います。
内部建具や階段、棚や造り付けの家具、そして床といった家の内部を仕上げていく工事です。
まずは防火効果をさらに高める為に、室内の内壁に石膏ボードを貼り付けていきます。
室内の押入や収納を造ったり、壁・床・天井の仕上げ材や化粧材を取り付けていきます。
また、この工事中には、図面では分からなかった問題が形となって現れてくることもあり、
そのような場合は、早急にお客様へ報告し、同意していただいた上で、お客様がより暮らしていただきやすくなるよう、造作する場合もあります。
造作工事が完了すれば、最終の仕上げとして、各居室をクリーニングし、工事の完了となります。